「国技館すみだ第九を歌う会」の発足について
翌年に竣工する両国国技館の歓迎祝賀行事メインイベントとして、ベートーヴェンの交響曲第九番を5000人で大合唱
するために「国技館すみだ第九を歌う会」は1984年4月24日に発足しました。
そして、1985年2月17日に「第1回国技館5000人の第九コンサート」が開催され、その時の演奏の感動と喜び
をより多くの人々に伝え広めるために、翌年以降も歌い続けることとなりました。
この第九コンサートをきっかけに1987年から現在に至るまで、墨田区は「音楽都市づくり」を推進しています。
国技館すみだ第九を歌う会 会長
田中 進
昭和60年に、国技館が両国に戻ってくることを祝って始められたこのコンサートも、今では全国の第九を愛する仲間
たちが集う行事へと成長してまいりました。最初に御指導いただいた故 石丸寛先生をはじめとする歴代の指導の先生方に
現在の第九コンサートの礎を築いていただきました。
第九という素晴らしい音楽の力によって、歌い手の仲間たち、聴き手の方々と感動を分かち合う喜びは何物にも代えがた
いものがあります。
今年度は、このコンサートの原点を今一度確かめ合い、これからも感動の輪をもっと広げていきたいという思いを新た
にしております。
大勢の方々のご参加をお待ちしております。
国技館すみだ第九を歌う会 事務局長
土濃塚 仁昭
全国からご参加いただく皆さんには、年に一度の大切なイベントとして毎年楽しみにしていただいており、その熱意に
応えるべく、第九を歌う会事務局ではコンサート本番に向けた準備に日々取り組んでおります。
5000人の第九コンサートの特徴は、歌う会の会員の方々の絶大なバックアップがあって成り立っていることです。
練習会場、コンサートのリハーサル、そして本番では、会員の方々がスタッフとなって第九を歌う会の活動を支えてく
ださっています。
一人ひとりの力が集まって築き上げている、これほど大きなコンサートは他では見ることができないのではないかと思
います。
5000人でなければ得ることができない感動を、ぜひ一緒に体験してみませんか。
そして、国技館の大鉄傘を揺らすほどの大合唱を今年度も是非実現しましょう。
皆様のご参加を心よりお待ちしております。